2016年10月5日水曜日

アスキー書籍編集部『企画書・計算書がパッと作れてミスなし! 仕事が速い人は必ず使っているExcel関数55』

先月だったか、いつだったか石原慎太郎の書いた田中角栄の小説を読んで、小学校時代の同級生K君のことを思い出した。
厳密にいうとK君のことではなく、K君のお父さんのことだ。
うすぼんやりしたj記憶なんだけどK君のお父さんに競馬の馬が練習するコースのある公園に連れて行ってもらった記憶がある。今にして思えば世田谷の馬事公苑だったか、もっと広々していたから多摩川河川敷にある川崎競馬場の練習場だったかも知れない。さらにクラスの全員を国会議事堂に連れて行ってもらった記憶もある。最近では小学校の社会科見学のコースになっているようで駐車場には連日のように大型バスが出入りして、子どもたちを国会内に送り込んでいるが、おそらく50年近く昔にはそう頻繁に国会議事堂見学が行われていなかったように思う。
もちろんそんな昔の記憶だから例によっておぼろげだ。ひとつだけ印象に残っているのは尖塔に上ったか、あるいはらせん階段越しに尖塔を仰ぎ見たかしたことだ。たぶん今では見学コースに入っていないんじゃないかと思う。それ以外の記憶はまったくといっていいほどない。本会議場を見せてもらったような気もするし、見せてもらわなかったような気もするし。とにかく坂の上にそびえ立つ石の建物、遠くから眺めるだけの存在だった国会議事堂に足を踏み入れたという記憶だけが鮮烈に残っている。
エクセルは表をつくるときだけ使う。合計を出す以上の計算式(どうやら関数というらしい)を使ったことがない。ただこの計算式を縦横に使いこなせればとてつもなく便利なビジネスツールなんだそうだ。
というわけで読んでみる。
でも電車の中で読んでいる限り、エクセルの関数式は上達しないし、使いこなせるものではない。パソコンの前で一日この本と向き合うしかない。当然のことながらそんな時間もない。わかっちゃいるけどつい読まなくちゃと思わせる本にときどきめぐり合うのだ。
で、K君のお父さんが越山会の人だと知ったのはずっと後のことだ。

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