2014年11月5日水曜日

高崎卓馬『表現の技術―グッとくる映像にはルールがある』

今季の東京六大学野球リーグは残り2週をのこして、立教、明治、早稲田、慶応が勝ち点3で並ぶ混戦だった。
まず有利だったのが立教で、最終の明治戦に連勝すれば優勝だった。初戦、エース澤田圭の好投で王手をかけたが、ここから明治が持ち前のねばりを発揮。2戦目を引き分けると3、4戦を連勝し、立教30季ぶりの夢を打ち砕く。明治は勝ち点を4として、早慶戦の結果に望みをつなぐ。どちらかが連勝すれば優勝は早慶いずれか。1勝1敗になった時点で明治の優勝。
結果的には早稲田が先勝し、翌2戦目に優勝をかけたが、慶應の反撃にあえなく敗戦。この時点で明治の44回目の優勝が決まった。
早慶戦前の時点で打率トップ争いは早稲田の小野田、重信とつづく。第2戦終了時でふたりが同率で並んでどうなるかと思っていたら、規定打席に満たなかったやはり早稲田の茂木が4打数4安打と大当たり。一気に首位打者賞を獲得した。最優秀防御率賞は明治の上原。こちらも規定投球回数ぎりぎりでの受賞だった。
ベストナインは立教の澤田圭らが選ばれたが、混戦だったのは三塁手の横尾(慶應)でおそらく茂木と票を分けあったのではあるまいか。外野手の重信も法政の畔上と接戦だったのではと思う。畔上が選ばれていたら、甲子園優勝当時の日大三のレギュラー3人が選出されたことになる。あと1年あるので早稲田吉永、立教鈴木らと5人まとめて選ばれてほしいものだ。
昔から仕事がらみの本はたまにしか読まなかった。後輩が、読み終わったので読んでみませんかとすすめてくれた。
ひとりよがりの方法論や経験談を披歴するだけの本が多いなかでこの本は真剣に読む人の立場になってくれている。きびしさもあり、やさしさもあり、こういう一冊に出会えた広告クリエーティブ志望の若者たちはどれほど勇気づけられることだろう。30年前に読みたかったよ。
さて、11月。野球シーズンのしめくくり、明治神宮野球大会ももうすぐだ。

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