2016年11月10日木曜日

司馬遼太郎『幕末』

東京都秋季高校野球大会決勝を観に行く。
チケット売り場は神宮球場外野方面にある。たどり着くとそこから長蛇の列。最後尾をさがして行くと外苑の銀杏並木の中ほどまで続いていた。何度かの折り返し点を過ぎ、ようやくチケットを手にしてスタンドに席を確保するまでおよそ2時間。もともと東東京にあった早稲田実、日大三の対戦は毎度のことながらスタジアムが埋まるのだが、今年はあの怪物清宮幸太郎をひと目見ようと詰めかけるファンも多い。
試合は一進一退の接戦だったが、もうひとりの怪物日大三の金成麗生の同点ホームランと逆転タイムリーヒットで勝負あったかに見えたが、粘る早実が9回裏バッテリーエラーで同点、清宮5つ目の三振の後、続く1年生で4番の野村大樹の劇的なサヨナラホームラン。来春の選抜出場をほぼ確実にした。勝った早実は明治神宮大会初戦で東海地区代表の静岡と対戦。またしても神宮はフィーバーするのだろうか。
明治神宮野球大会といえば学生野球一年の締めくくりの大会。高校生にとっては新チームで最初の全国大会であり、大学4年生にとっては学生時代最後の試合となる。大学の部では明治大の柳、星、桜美林大の佐々木などドラフト上位指名投手のピッチングに期待したい。
立冬を過ぎる頃に開催されるこの大会は観戦するには寒い。とりわけ点灯試合になる第4試合は寒い。今年はここにきて急激に寒くなったので観戦する人はどうか暖かくしてお出かけください。
司馬遼太郎の短編集。
暗殺をテーマにした12編。とはいえすべて暗殺される話ではない。桂小五郎のように明治の世まで逃げ切った者もいる。井上聞多のように殺されかけたが一命をとりとめた者もいる。死ねばいいというものではないということを司馬は語っているように思える。
ヒットが続いて無死一二塁になる。勢いが出る、押せ押せムードになる。ここで送りバントで一死二三塁にする作戦はいかがなものかと僕は常々思っているのです。

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