2020年7月1日水曜日

阿部広太郎『コピーライターじゃなくても知っておきたい心をつかむ超言葉術』

4年ほど前のこと。
あるPCメーカーの動画を制作することになり、打合せに出かけた。当時使っているPCは他社のもので、それもかっこわるいと思い、担当する会社のPCを購入することにした。しかし、ちょっとした事情があってタブレット端末にした。十分の一くらいの値段で買えたのだ(こう書くと先立つものがなかったと思われるかもしれないが、あくまでちょっとした事情があったことにしておく)。
広告をつくっている人はたいていそうだと思うが(あるいは最近の人はそうじゃないかもしれないが)、担当している広告主の商品を率先して購入する。以前、小さな制作会社にいた頃、味噌はひと味違う味噌だった。だしの素はかつお風味の〇〇だしだった。洗剤のパッケージには間違っても月のマークが印刷されていることはなかった。
ずいぶん前に買ったタブレット端末ではあったが、機能的にすぐれているし、大きすぎず、小さすぎず、使い勝手がよかった。在宅ワーク時のビデオ会議(テレビ会議?テレカン?呼び方はいろいろあるけれど)にも場所をとらないので重宝していた。リモートの打合せでは、メモをとったり、資料を見たりする必要があるのでPCとiPadは使わないのだ(打合せしながらPCでメモをとったり資料を見る方法がわからない)。
2、3日前からそのタブレット端末が充電できなくなった。調べてみると同じ症状の人は多い。電源を供給するマイクロUSB端子の接触が悪くなるらしい。さっそく修理してくれるショップをさがす。
この本の著者は、学生時代アメリカンフットボールに没頭していたというコピーライターだ。
文章においても頑丈な骨格と強靭で柔軟な筋肉を基本に据えている。そしてルールを重んじる。気合や情熱が先走った体育会系でなく、紳士的なスポーツマンという印象を持った。
タブレットの不具合は、思いのほか深刻でちゃんと修理すると新品が買えてしまうくらいだという。困ったものだ。

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