2026年10月3日土曜日

池波正太郎『短編コレクション1夜狐』

SDカードが壊れたようだ。「ようだ」というのは壊れたか壊れていないかなんて自分ではわからないからだ。しばらく前からデジタルカメラに挿してもメモリカードを挿入してくださいといったメッセージが出ていた。いったん抜いてもう一度挿すと認識してくれる。昔の人は電化製品の調子がよくないとき「接触が悪いんじゃないですか」となんら解決につながらないことを言っていた。僕もそのとききっと接触が悪いのだろうと思っていた。
先月軽井沢に行った。新幹線のなかで何度も何度もSDカードを抜き差しした。それでも結局読み込んでくれず、予備に持って行ったカードを使った。デジカメだと「接触が悪い」のだろうが、パソコンならそんなことはあるまいと帰京後パソコンに挿してみた。フォーマットしてくださいという。まあこれも何度か試したのだけれど認識してくれない。どうやら接触の問題ではなさそうだ。
世の中には読み込めなくなった記憶メディアのデータを復旧するサービスがあるらしい。無料アプリをダウンロードして試してみたが、データが残っていそうな気配はない。すると有料プランにしませんかと訊いてくる。すぐれたビジネスである。クレジットカードを手もとに置いて、購入手続きをする。が、やめた。仕事で必要なデータならともかく、あくまでも趣味の写真に過ぎない。バックアップしていなかった自分が悪いだけだ。
カードにはここ5年ほどの写真があった(未練がましいようだが、まだあるかもしれない)。小淵沢、小諸、軽井沢、善光寺、彦根などを訪ねたときに撮った写真だ。まあこれだけ憶えているのだから悔いはない。気持ち的には諦めた。
山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平は大人が読むものだと思っていた。周五郎は多少読んではいるが、あとふたりはほとんど読んでいない。池波正太郎は食に関する本ばかり読んできた。そろそろ僕も大人になったと思うので少しずつ読んでいきたいと思っている。

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