2009年9月4日金曜日

プロスペル・メリメ『カルメン』

今年の1月から3ヶ月にわたって、NHKのラジオフランス語講座で「オペラ『カルメン』を読む」というシリーズを放送していた。メリメの原文にくらべ、オペラの台本は比較的平易なフランス語で初学者にもとっつきやすいらしい(らしいというのは、ただぼんやり聴いていただけでちゃんと学習していないからだが)。
そのときドン・ホセとかリリャス・パスティアの居酒屋とか闘牛士だとかだいたいの物語の輪郭はつかめたつもりだったのだが、どうもオペラと原作は違うらしいと知るに至った。となるとどう違うかくらいは知っておいた方がよいと思い、このたび読んでみることにしたわけだ。
まあ、「カルメン」はともかく、収録されている短編にすばらしい作品が多く、これは読んでみてよかったなと思った。堀口大學訳でありながら…。

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