2021年4月29日木曜日

ホイチョイ・プロダクションズ『電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり』

中学生の頃、アマチュア無線をはじめた。
当時、ラジオで海外からの日本語放送を聴くようになり、「ラジオの製作」「初歩のラジオ」といった雑誌を読むようになり、その流れでアマチュア無線に興味を持った。流れとしてはそんなところか。
今から50年近く昔、アマチュア無線人口は多かった。50MHz帯という入門者の多いバンド(周波数帯)で電波を出し、交信した。近所には同好の士も多くいた。最近のアマチュア無線については何も知らないので少し聴いてみることにした。アマチュアバンドを聴くことができる受信機を持っていたのだ。たぶん撮影現場でワイヤレスマイクの音を拾えるように買ったものだと思う。
430MHz帯は現在ではもっともポピュラーなバンドで休日はもちろん、平日も電波を出している人が多い。無線機も手頃で、アンテナも小さくてすむということで入門者にうってつけなのだろう。かつての50MHz帯がそうであったように。
電離層の反射で遠くまで電波が届く短波滞と違って、VHF帯、UHF帯は直線的に電波が飛ぶ。見通しのいい高台や高層ビルの上階に行くとおどろくほど遠くの無線局の声が聴こえる。ハンディ機と呼ばれる小型のトランシーバーを持って、山岳移動する人も多いという。
広告制作の世界に限らないが、仕事を受注し、それを継続するための努力は欠かせない。ときに過剰対応や忖度も辞さない思いで営業活動を行っている下請制作会社も多いという。そうした企業の人材育成に必要なのは、広告の知識でもトレンドでもなく、筆者らの掲げる「戦略的おべっか」なのかもしれない。
もちろん本気でそんなことは思っていない。
先日古い荷物を整理していたら、アマチュア無線を趣味としていた頃のQSLカードが出てきた。QSLというのは相手局と交換する、交信したことの証となるカードのことだ。見ると海外のアマチュア無線局と交信していたようだ。ほとんど記憶はないのだが。

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