2009年8月24日月曜日

佐々木良一『ITリスクの考え方』

今月はクラス会のほか、高校時代の硬式野球部の同期会もあり、野球部でないにもかかわらず、夏になるとぼくが神宮だの大田だの江戸川だの足を運んでは野球部の連中にたまに会うことから、準硬式野球部員として招待されて、先週の金曜日、六本木の焼き鳥屋に集まった。この焼き鳥屋は店長が同期の主将である。友だち甲斐のない他のメンバーからいちばん多忙な金曜日に会を設定され、主将はひたすら焼き鳥を焼くだけ。主将は嘆く、「だから日曜にやろうぜって言ったじゃねえか」と。
当時の名二塁手のKが必死に働く主将を見て、「あいつすげえな。もう30年も焼き鳥焼いてるんだぜ」と言う。さすがにセカンドらしい気の回し方だが、まあそういうKだって30年近く夢をカタチにするF通に勤務してんじゃん。それも立派なことだよ。
翌土曜日は午前午後と体育館をはしごして一日じゅう卓球をやった。フォア打ち、バック打ちと基本練習が主体。台上のつっつき打ちがうまくなるともっと卓球はおもしろくなるかもしれない。とは思うもののなかなか反復練習する機会がなく、身に付かない。
いわゆる解説書で情報セキュリティを読み解くのも難しい(というかかったるい)。そこでできれば新書とか選書みたいな読み物で興味を持続できる本はないかとさがしていた。
で、この本を読んでみたんだけど前半はよかった。2000年問題を事例に取り上げたりしてリスクマネジメントの基本的部分はよくわかった。
後半はわからなかった。難しかった。“ITリスク学”という学問分野の構築を著者はめざしているのであろう。実務的な学問の新ジャンルであることはわかる。が、ちょっと複雑でついていけなかった。
何ごとも応用ってやつは難しい。

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