2007年7月8日日曜日

6月19日アルル~フォンヴィエイユ~マルセイユ(1)

世界遺産の旅二日目。
前日スーパーで買い込んだパンとハムとコーヒーで朝食をすませ、駅に向かいます。めざすはアルル。案内表示通りのホームで待っていたら、どこからか列車がやってきて、ずっと止まっています。が、行き先がマルセイユ行きではありません。マルセイユ行きはいつ来るのかとどきどきしながら待っていたら、発車直前にホームの表示が変わって、マルセイユ行きに。はやく来て待っていたわりにはあわてて乗り込んで、冷や冷やものです。
アルル駅には40分ほどで到着。駅を降りて歩き出すとすぐに石造りの建造物が見え隠れし、世界遺産のにおいがぷんぷんします。

まずはお目当ての円形闘技場へ。ここも古くて大きくて石です。今でも闘牛が行われているそうです。客席のいちばん高いところから見渡すプロバンスの街並みと山並みは圧巻です。その下をローヌ川が静かに流れています。

続いて古代劇場、市庁舎、サントロフィーム教会と見て、ゴッホの絵でおなじみのカフェ・ヴァン・ゴッホへ。一応お決まりのアングルで写真を撮りました。あと共同浴場を見て、モノプリでビールを買って駅に戻りました。アルルは観光名所がまとまっているため、非常に効率よく見てまわることができます。9時過ぎに着いて、1時間半ほどの散策でした。

11時10分にフォンヴィエイユに行くバスが来ます。フォンヴィエイユにはドーデの『風車小屋だより』の舞台となった風車があります。早起きしたご褒美にとバスに乗り込みました。バスに乗って30分ほどでフォンヴィエイユに到着。降りるときに近くに座っていた老夫婦が風車小屋に行くには右に行くんだよと教えてくれました。厳密にいうとそんなに明瞭に聴きとれたわけではなく、<ムーラン>と<ドロワット>が聴きとれたのでたぶんそう言っているんだろうと推測しただけです。

バス停から歩くこと15分ほどで赤い屋根の風車小屋が見えてきました。まわりには何もありません。あるのは風車小屋だけです。圧倒される何もなさです。のどか過ぎる光景です。20分ほどぼんやり過ごして、バス停に戻りました。
さてアルルで時刻表を見たときには13時10分発のバスがあって、これに乗れば13時48分のマルセイユ行きに乗れると思っていたのですが、帰りのバス停で時刻を見ると次は14時10分となっています。ちょっとショックです。とりあえずお昼でも食べて、そのお店でタクシーを呼んでもらおうと考えました。下手にしゃべってわからなくなるより、紙に書こうということになって、《Appelez nous le taxi pour Arle, SNCF.》とメモ用紙に書いて店員に見せたら、どうやら通じたようす。後で考えると《le taxi》ではなく《un taxi》ですね。とはいえ、お昼時のせいかタクシーはなかなか来なくて、13時半ころようやく到着。チップを多めに払って店を出、タクシーでアルルに向かいました。
が、しかしアルル駅に着いたのは13時50分過ぎ。アルル駅は閑散としていました。

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