2023年6月27日火曜日

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』

午前中BS放送でMLBを見るのが日課のようになっている。それもエンゼルスのゲームがいい。去年も大谷翔平の出場する試合はときどき見ていたが、今年はワールド・ベースボール・クラシックの余韻もあって、ほぼ欠かさず見ている。もちろん向こうのデーゲームは試合開始が早朝過ぎるので勘弁してもらっている。おそらく僕のような、降ってわいたようなファンは多いのだろう。NHKもエンゼルスを中心に放送している。吉田正尚も鈴木誠也も千賀滉大も活躍はしているものの、「その他の日本メジャーリーガー」扱いされている。
大谷のすごいところは、そろそろ打ちそうだなと思っているとき、かなりの確率でホームランを打つところにある。前の打席は三振だったから、ここまでノーヒットだから、カウントが3ボール1ストライクだから、今度は打つだろうと思っていると打つ。打たないときもある。打たない方が多いとしても、打ったときの印象の方がはるかに強いから、やっぱり期待に応えてくれたと喜びもひとしおなのである。
打撃成績も抜群だが、投手としてもいい。最近の野球は一試合の投球数は百球程度に制限されている。序盤中盤に味方が点をとってくれないと勝利投手になるのは難しい。それでも現時点で6勝。11勝しているピッチャーもいるが、チームではトップの成績だ。なによりも奪三振が多いのがいい。アメリカンリーグではトップクラスである。先発投手として出場した試合はトイレに行く暇もないくらい、テレビの前に釘付けになる。誰もが言うことかもしれないが、こんな選手、今までいたか。
大谷は岩手県水沢市出身。水沢市は合併して今は奥州市になっている。奥州市のすぐ北に北上市があり、さらにその北に花巻市がある。岩手県出身の著名人としては宮沢賢治と千昌夫がいる。千は奥州市の東、陸前高田出身。こぶしの花が咲く春がいいらしい。宮沢賢治は花巻出身。
宮沢賢治を読むのは、子どもの頃以来だ。

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