2015年3月20日金曜日

桐原健真『吉田松陰--「日本」を発見した思想家』

昨年の今ごろは都立小山台高校が21世紀枠でのセンバツ出場を果たし、東京は盛り上がっていた。
残念ながら大会初日の第三試合、大阪履正社高校と対戦し、完膚なきまでに打ちのめされたのは記憶に新しいところだ。
今年も野球の季節がやってきた。
昨秋明治神宮野球大会の結果をベースに考えれば、優勝した仙台育英と準優勝の浦和学院が中心となるだろうが、秋の地区大会を征した学校が必ずしも春強いとは限らない。それが野球だ。
昨年の地区大会優勝校10校のうち半数が初戦で姿を消し、残る5校、駒大苫小牧、沖縄尚学、白鴎大足利、関東一、龍谷大平安のうち2回戦を突破したのは沖縄尚学、龍谷大平安の2校のみ。結果的には龍谷大平安が優勝を果たし、明治神宮大会組の面目躍如とはなったが、注目すべきは昨秋苦杯をなめ、ひと冬かけて伸びてきたチームだろう。
近畿大会で優勝した天理に惜敗したものの夏春連覇の夢がかかる大阪桐蔭、浦和学院と打ち合いを演じた健大高崎、左右のエースを擁する木更津総合、九州大会を粘り強く戦った糸満あたりか。東京の二松学舎を含め、やはり昨夏のメンバーが残っているチームは有利なのだろうか。
地区ごとの力関係はどうだろうか。
明治神宮大会で東海大四にコールド負けした宇部鴻城の中国地区、4強のうち3校が公立校だった東海地区あたりのレベルはどうなのだろう。
NHKの大河ドラマがおもしろく、久しぶりに欠かさず視ている。佐藤純彌監督「桜田門外ノ変」で水戸藩主徳川斉昭役立った北大路欣也が毛利敬親だったり、関鉄之助の大沢たかおが小田村伊之助だったり、井伊直弼が伊武雅刀ではなく、高橋英樹だったり、なかなか混乱しながらではあるけれど。
歴史はきらいじゃないが、幕末から明治にかけてはあまり勉強もしていなかった。ドラマついでに吉田松陰について学ぼうと思った。この本はおそらく著者の博士論文あたりをベースにしているのだろう。けっこう本格的な論考だ。
もっとやさしい本から入ればよかったかも。

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