2008年10月2日木曜日

白井恭弘『外国語学習の科学』

4月に始まったラジオフランス語講座が9月で終了し、今月からどうしようかなと思っている。もちろん新番組は始まるし、それを聴いてもいい。前から聴きたかった応用編がアンコール枠で再放送されるので、それもいいかなと。
ただ、今回聴いた「ディアローグ三銃士」というのはいい企画だった。繰り返し聴く価値はある。そんなこんなで悩んでいるんだが、せっかくトークマスターに録音してあることだし、再度「ディアローグ三銃士」に挑戦しよう。ま、また気が変わるかもしれないけど。
さてさて、外国語を身につけるということに関して、それなりに研究がすすめられ、成果も上っているそうだ。この本にはそこらへんの経緯が紹介されつつ、外国語をマスターするための方策、ヒントも書かれている。また随所に具体例が提示されていて、学習法の紹介も説得力があり、励ますだけの語学応援本とはちょっと違う。
成功のポイントは学習開始年齢、適性、動機づけの3つらしい。自分を省みたとき、多少なりとも可能性の余地を残すのは動機づけだけ。日々の学習はともかくとして、動機づけだけでも維持していきたいものだ。

2 件のコメント:

  1. 著者の白井です。ブログで紹介していただきありがとうございます。動機づけをいかに学習行動にむすびつけていくか、というのも最近の研究課題になってます。動機が高くても学習とう行動にむすびつかないと効果がないので。(あたりまえか)

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  2. 滅多にコメントされない地味ブログなものですっかり油断しておりました。
    執筆者自らコメントいただくなんて、たいへん光栄です。
    いつまでたっても上達しない語学のためにいろんな本を読みあさっています。先生の著作のようなわかりやすく、説得力のある本がなかなかないのが残念です。
    今後ともよろしくお願いいたします。
    コメントありがとうございました。

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