2007年4月17日火曜日

川上弘美『真鶴』

今春の高校野球都大会はベスト8が出そろった。
帝京、関東一、堀越、八王子、修徳、日大三、東海大菅生、都文京。東西それぞれ4校づつ。都立勢はベスト16に4チーム。そのうち1校が準々決勝に進出した。
で、真鶴なんだが、15年ほど前に行ったことがある。
最初はロケハンと称する下見。その後が本番。
半島の中程に中川一政美術館というこじんまりと落ち着いた美術館がある。周辺には公園があって、そこで写真撮影をしたわけだ。当然のことながら、この界隈は魚がうまい。ロケハン時には鯵の茶漬けがおすすめと聞き、いただいたものだ。
さて子どもが大きくなっていく。手ばなれていく。高校生くらいになるととりたててお互いが関心を持ち合うようなことがらでない限り会話はなくなる。父親と娘だったりするとその傾向はますます顕著になる。失踪した夫って要するにそういう存在なのかなあと思ったりしたわけだ。
久しぶりに読んだ川上弘美。語彙がいっそう豊かになって文章に無駄がない。次々に押寄せてくる短い文章が心地いい。

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