2009年11月20日金曜日

ジェームス・ジョイス『ダブリナーズ』

明治神宮野球大会が終わると今年も終わりという感じがする。
この大会は学生野球の一年のしめくくりではあるが、高校生にとっては新チーム最初の全国大会ということになる。今年は東海地区代表の大垣日大が関東地区代表の東海大相模を破って、まずは追われる立場に立った。
両校とも激戦地区を勝ち進んできただけにそれなりに力はあるだろうが、まだまだチームが若い。失点に結びつく失策が多い。来春、おそらく選抜大会に出場するだろうが、鍛え上げて勝ち上がってもらいたいものだ。
『ダブリナーズ』はその昔、『ダブリン市民』というタイトルだったが改題されたのだそうだ。
ダブリナーズのほうがなんかかっこいい。
ジョイスというと文学的にすぐれているにもかかわらず、それゆえに大衆的に陽の目を見ない作家のひとりだろう。ぼく自身、なんだかんだ読むのははじめて、である。先日柳瀬尚樹を読まなければ手に取る機会もなかったろう。ひとつひとつの物語がこじんまりとして、ささいな市民の日常であるけれど、そのひとつひとつがずいぶん奥深い感じがする短編集だ。
それにしても今日は寒い。

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