四谷の小さなCMプロダクションいたころ、同僚のコグレくんにすすめられて筒井康隆を読むようになった。7年前のことである。
杉並に引っ越してから、朝夕の電車が混むのでなるべく文庫本を読もうと思うのだが、ここのところ単行本が多い。
『最後の伝令』には「死」をテーマにした短編がいくつかおさめられている。もちろんSF、ファンタジー、実験的試みなどバラエティに富んでいるLPのような本であるが、仮にこの本にレコードジャケットをつくるならば、やはりビジュアル・イメージは「死」なのだろうと思う。
久しぶりに楽しませてもらった。コグレくんはもう読んだだろうか。
(1993.5.16)
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