8月の13~15日を南房総で過ごした。昨年他界した母の新盆だったのだ。
今年のお盆は一昨年、昨年ほどの猛暑ではなかったが、不安定な天候だった。13日は朝雨がぱらついたが、昼間は雲が多いものの晴れ間がひろがった。午後4時過ぎにそろそろ迎え火を炊こうかと思っていたら、激しい雨が降ってきた。仕方なく軒下で小さな迎え火を炊いた。雨は降りやまず、小雨になってそろそろやむかもと思った頃、墓参りに出る。土地の慣習で新盆の家は切子提灯を持って行くのだが、雨なのでやめた。祖父母、両親の墓に線香をあげた後、親戚の墓をまわった。その間強く降ることはなかったが、びしょ濡れになって家に戻った。
夕飯を終えて、姉と姪家族が館山のスーパー銭湯に行くという。雨が小やみになったところで出かけて行った。それからしばらくして豪雨になった。深夜になっても帰ってこない。土砂崩れや道路の冠水もあったようで、道中のコンビニの駐車場で明るくなるのを待つという。真っ暗な田舎道を走るより真っ当な判断だ。コンビニの駐車場なら必要なものがすぐに買えるし。空が白んできた頃、出発し、5時近くに戻ってきた(僕は寝ていたので覚えていない)。
一夜明けて記録的集中豪雨の被害の大きさを知る。翌日は鉄道がほぼ全滅。高速道路も通行止めが多い。南房総もかなり降ったが、千葉県北部の方が被害が大きかった。床上浸水があり、停電があった。土砂崩れで道路は寸断され、冠水で動けなくなったクルマが2000台以上もあった。死亡者も出ている。
とんでもないお盆のスタートだったが、14日、15日と不安定な天候は徐々におさまってくる。時折雨がぱらつくものの、穏やかなお盆になった。
実家から運び込んだ母の荷物のなかに安西水丸の本が何冊かあった。暇にまかせて『POST CARD』を読む。1986年に刊行されたこの本はイラストレーションの人安西水丸を文筆家にした最初の本だと思っている。
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