2011年6月26日日曜日

レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』


今日は午前中卓球練習して、善福寺川沿いを少し散策して帰った。
善福寺川は善福寺公園の池から流れ出て、神田川と合流し、さらに落合のあたりで妙正寺川と合流する。そして早稲田、飯田橋、御茶ノ水を経て、両国で隅田川につながる。妙正寺川にくらべると水量が豊富で、水も澄んだ印象であるが、それは水源となる善福寺池と妙正寺池とのスケールの違いか。また大きく蛇行して流れる杉並区の西田から和田にかけての緑地は歩いていてすがすがしい。
午後はレイモンド・チャンドラーの『さよなら、愛しい人』、村上春樹訳を一気に読み終えた。
村上春樹によれば、というかチャンドラーファンの大方の人がそうであるらしいが、『ロング・グッドバイ』、『大いなる眠り』とこの本がチャンドラーの代表作なのだそうだ。刊行されたのは1940年で『ロング・グッドバイ』をさかのぼること13年。読み慣れた読者にはフィリップ・マーロウがまだ若いということらしいが、まだ2冊しか読んでいないのでよくわからない。それにしてもマーロウというのはかっこいいやつだ。
善福寺川にかかるいくつかの橋のなかに相生橋という名を見つけた。相生橋というと佃島と越中島を結ぶ橋を思い出してしまうが、どうやら橋の名前としてはポピュラーな部類で日本全国津々浦々にあるようだ。
この小さな相生橋から笹舟を流すとやがて下町にかかる相生橋まで流れ着くのかと思うとちょっと不思議な感じがした。もちろん新川の辺りで勝鬨橋のほうに流されなければ、の話であるが。

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