明治神宮野球大会が閉幕し、今年も野球の季節が終わった。
高校の部。
夏から始動した新チームの頂点に立ったのは北海道地区代表札幌大谷。初の全国大会で今夏のメンバーを多く残す北信越地区代表星稜(今大会優勝争いの大本命だったといえるかもしれない)を降した。北海道地区代表としては2005年、当時田中将大がいた駒大苫小牧以来二度目の優勝となる。
北海道のチームというとダークホース的な印象が強いが、今回の札幌大谷は2年前のリトルシニア日本選手権にも出場していて(初戦敗退ではあったが)、今回の主力メンバーは中学生時代に神宮を経験している。力はあると見ていい。ただ明治神宮大会の優勝チームは春のセンバツ大会では苦戦している。過去優勝した44チームのうち、秋春連覇したのは松坂大輔のいた横浜(1997)と報徳学園(2001)だけだ。果たして札幌大谷はセンバツを勝ち抜けるのか。
敗れた星稜はエース奥川が春以降も注目を集めるだろう。150km/h近い速球とおそらく高校生レベルでは当てることさえ難しいスライダー、そしてフォークボールと現時点での完成度は高校ナンバーワンといっていい。1992年のセンバツで優勝した帝京は前年の明治神宮大会では準優勝だった(このときの優勝は松井秀喜を擁した星稜)。いずれにしても春が楽しみである。
大学の部は東京六大学リーグ代表の法政大が早々に敗退。混戦の東都大学リーグを生き残った立正大が二度目の優勝を飾った。三番小郷、四番伊藤祐とふたりの中軸打者がドラフト会議で指名を受けているハイレベルなチームだった。
大学野球は六大学か東都か、あるいは関西か首都大学リーグかという時代が長かったけれど、最近は九州や東北・北海道、中国・四国と強いチームが増えている。いい選手が分散しているのかも知れない。
この本はずいぶん前に読んだ。
忘れてしまわないうちにもういちど読んでおきたい短編集である。
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