2013年5月16日木曜日

横山秀雄『クライマーズ・ハイ』


ミラーレス一眼のことをあれやこれやと調べているうちに、シネレンズというムービーカメラ用のレンズにつき当たった。
ミラーレスのいいところはアダプターを介して、今まで持っていた古いレンズが使えるところだ。たとえば最近ほとんど使っていないニコンの24ミリや50ミリ、28~85ミリのズームレンズなどが使えるということだ。仕事場にはカールツァイスもある。ただし、センサーのサイズによってそのまんまの画角になるわけではなくて、APS-Cなら約1.5倍、マイクロフォーサーズなら約2倍。つまり24ミリは、本来ならワイドレンズであるが、APS-Cで36ミリ、マイクロフォーサーズで48ミリになる。オリンパスペンで28ミリの画角が欲しかったら14ミリというレンズが必要になる。35ミリの一眼レフで10ミリ台のワイドレンズはかえって高額で、かつレンズ自体も大きくなる。望遠系のレンズなら手持ちが使えるとしてワイド系はやはり純正のレンズを購入しなければいけない。だとすればつまらない。
と思っていた矢先にシネレンズがあらわれたのである。
35ミリのムービー用のレンズは仕事で何度もお目にかかっているが、ごつくて重い。ところが16ミリ用だとこれが小さくてなかなかおしゃれなのである。マウントはねじ込み式。35ミリだとPLマウントが主流だが、16ミリはCマウントという直径1インチのねじである。8ミリ用のDマウントだとさらに小さい。
佐々木俊尚の『「当事者」の時代』でとりあげられていた横山秀雄をはじめて読んでみた。新聞記者の話である。谷川岳の衝立岩を登る。事件は日航ジャンボ墜落事件である。
この人の本はよく売れているらしい。人気があるのもわかる気がした。
で、16ミリ用のシネレンズで相性がいいのがニコン1だという。センサーのサイズが16ミリフィルムに近いからだそうだ。8ミリ用のDマウントレンズは同様の理由でペンタックスQ10らしい。
ニコン1とシネレンズで映画のような写真を撮ろう。とりあえずそんな高い志を持つに至ったのである。

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