2013年5月14日火曜日

村上春樹『若い読者のための短編案内』


野球を観る。南房総に行って、父の実家の掃除をする。
今年のゴールデンウィークの目標はこのふたつだった。
野球は東京都春季大会の準決勝、帝京対日大鶴ヶ丘、二松学舎対日大三を観戦した。帝京対日鶴は土壇場で帝京が追いつき延長戦。最後は豪快なホームランで帝京が競り勝った。日大三は猛打で圧倒。コールド勝ちをおさめ、この両校が来週開幕する関東大会の切符を手にした。うまいこと勝ち進めば、準決勝で帝京対桐光学園なんてカードが実現するかもしれない。
決勝は観に行かなかったが、やはり延長となって帝京が接戦を制した。夏の東東京大会は帝京が第1シード、二松学舎が第2シード。以下関東一、安田学園など16強のチーム7校がシードがされる。西は日大三が第1、日鶴が第2、以下東海大菅生、創価、早実など9校。
村上春樹というとあまり日本の小説について言及するイメージはないのだが(本人も冒頭そう述べているとおり)、いわゆる「第三の新人」を中心に佳作をチョイスしている。太宰治や三島由紀夫は「サイズの合わない靴に足を突っ込んでいるような」気持ちになるんだそうだ。おもしろい。
40代になって日本文学を系統的に読むようになったと言う。その契機は外国で暮らすようになったこととも言っている。だからおそらく本書で指南している短編小説の読み方は大人の読み方なのだろうと思う。
さて連休後半は南房総安房白浜を訪れた。
東京駅から高速バスで行く予定が朝中央線の事故で乗りそびれ、計4回、各駅停車と路線バスを乗り継いでようやくたどり着いた。思いがけない列車の旅となった。ひと駅ごとに風の匂いが南房総に近づいていくのを感じることができた(いつもお盆時期に行くのだが、気候のいい時期に行って簡単に掃除をしておけば、少しは楽できるんじゃないかと思ったのだ)。
帰り途、林芙美子が訪ねた時計屋をさがしてみた。見つからなかった。こんど夏に来たときは久しぶりに野島崎の灯台に行ってみたいと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿