打合せをして、あるいは事務処理をしてすぐに帰る。メインの仕事場は自宅になっている。どこかでお昼を食べていくこともあれば、お弁当を買っていくこともある。
最寄り駅の近くに崎陽軒の店舗ができた。今日は横濱ピラフを買って行く。ピラフや炒飯は少し小ぶりなのでたいていポケットシウマイをいっしょに購入するのだが、品切れだった。
家にずっといるとなかなか読書がはかどらない。電車に乗るとその往復でけっこう読める。たまには出社するのも悪くない。
タイトルに「ビジネスパーソンのための」とあるが、この本は広告クリエイティブ初学者と広告ビジネスに限らないビジネスパーソンを対象としている。そのスタンスのおかげでわかりやすい入門書となっている。入門書といっても内容はかなり高度だ。広告クリエイティブの基本は「誰に何をどう伝えるか」を整理することだと教わってきた。「誰に」はターゲットだから、事前の情報でだいたい把握できる。「どう伝えるか」は表現手法だ。ここがクリエイティブの勝負どころだった。肝腎なのが「何を」である。いわゆるファクト。伝えるべき内容(人々を効果的につかまえる「何」)がきちんと決められていないと無限大の「どう伝えるか」に振りまわされてしまう。
とはいうものの、たいていの商品やサービスがどんなにオリジナリティがあったとしても、競合する商品が次から次へと生まれ、せっかくのありがたみが薄れていく。コモディティ化してしまう。あっという間に賞味期限を終える陳腐な新製品、新サービス。PCやスマホなどデジタル製品はまさにそんな環境におかれている。
思えばこれまでずいぶん「何をどう伝えるか」に力を注いできたように思う。
たいせつなのは「なぜ伝えたいのか、伝えなければいけないのか」だとこの本を読んでわかった。そして人を突き動かすのは「好き」の力であることも。
目がさめた気分だ。
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