2010年12月24日金曜日
永井荷風『濹東綺譚(ぼくとうきだん)』
このあいだの日曜日、卓球仲間の忘年会があった。
いつしか体育館で知り合い、毎週日曜日(場合によっては祝祭日、土曜日)に集まっては練習をするようになった。中学・高校時代に部活経験のある人もいるので、毎回ただ漠然と打ち合うのではなく、それなりにシステマティックな練習も採り入れている。そんな仲間たちと酒をのんだというわけだ。
のんで話し出せばきりがない。卓球の話はもちろんのこと、他のスポーツの話、各自の出身のこととか、食べ物の話などなど。年齢的にも40~60台だから共通する話題もあれば、かみあわない話もある。で、話は結局、卓球のことに戻るわけだ。
生ビールをのんで、焼酎をのんで。それから後のことはあまり憶えていない。翌日は立派な二日酔いになっていた。
永井荷風は『ふらんす物語』以来だ。
一般にこの小説は東京向島の往時を偲ぶ名作と評されている。ごたぶんにもれず、ぼくもそのような視点から読んでいる。グーグルマップで東向島駅周辺を表示し、あ、これはこの界隈だな、などとひとりごちながら読んだのである。
青梅街道の荻窪辺りに天沼陸橋というJR中央線をまたぐ橋がある。天気のいい日にはここから遠くスカイツリーを見渡せる。ふむふむ、あの辺が向島だな、などと思いながら、休日に散歩する。スカイツリーができあがってしまえば、おそらく街の風景はもちろん、その空気みたいなものも変わってしまうだろう。浅草から曳舟、千住。さらに荒川を渡って立石。いったいこの辺りはどうなってしまうのだろう。
大きな変貌をとげる前に東向島(当時の名前でいえば玉の井)を散歩してみたいものだ。
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出ました!かさ地蔵!今年の最後にいいもの拝まして頂きました。
返信削除今後も写真のほか昔描いた絵、最近描いた絵を
返信削除上げていきます。
お楽しみに。
コメントありがとうございました。