2010年9月16日木曜日

オノレ・ドゥ・バルザック『グランド・ブルテーシュ奇譚』

雑誌の表紙をつくる、という課題が出たそうだ。
美術大学に通う娘の話なんだが、そのデータを送るので仕事場のプリンタで出力してほしいとのこと。はいはい、と黙ってプリントしてくればいい父親なのだろうが、つい余計なことをいう。
どれだけのサンプルを見たのか、どんな雑誌にしようと思ってデザインを考えたのか、と。作曲家がどこかで聴いたことのある曲をつくってはいけないように、デザインするものは何かに似たデザインをしないほうがよい。そのためにはできるだけたくさんの雑誌に触れてみる必要がある。
今はインターネットですぐに検索できるから、短時間に膨大なサンプルを眺めることができる。だからといってそこからすぐれたデザインが生まれてくるだろうか。たいせつなのは“たくさん触れてみる”ことではないかと思う。手にとる、ページをめくる、目を通す。外国の雑誌でもなんとなくそのジャンルやテーマはわかる。勘がよければ、若者や初心者をターゲットしているか、そうではない専門性を持ったものかというのもわかる。そうした中身・内容をその表紙のデザインは期待させてくれるだろうか、きちんと語りかけてくれるだろうか。
雑誌の表紙はもちろん、ポスターだって、レコード(CD)ジャケットだって、おそらくこうした想像力のもとにデザインは成り立つものなのではないかと思う。
バルザックといえば、骨太な長編小説を思い浮かべるが、短編もなかなかのものだ。きらりと光るものがある。
で、娘には上記のようなことを言ったつもりだが、酔っ払ってたし、“いつも言ってるみたいなこと”にしか聞こえなかったと思うが、それはそれでいいんじゃないかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿