2009年6月7日日曜日

島田雅彦『小説作法ABC』

先日夜中に録画しておいた『未来世紀ブラジル』を観る。はちゃめちゃな映画だが、なかなか愉快で飽きさせない。
今日は午後から近隣の体育館で卓球の一般開放がある。先週はどこの体育館も5週目の土日ということで開放の割り当てがなかった。中一週開いたので、多少混雑するかもしれない。
毎日新聞の夕刊に島田雅彦が法政大学で小説の書き方を講義していると紹介されていた。その講義をまとめたのがこの本。
実のところ、島田雅彦の本は読んだことがなかった。
小説作法云々というといわゆる教養書的な文章読本みたいなイメージをつい持ってしまうが、これは歴とした小説の教科書である。あいにく、今のところ小説家になる予定はないので、さらっと読み終えてしまったが、これから文学で身を立てんとする若者たちには心強い本なのではないか。
それでもああ、小説家ってたいへんなんだなあといまさらながらその苦労がわかっただけでも今後の読書の一助になるだろう。それに引用されている数々の作品は、これから読みたい本のリストをつくるのに役立つと思う。


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