2009年6月22日月曜日

泉麻人『東京の青春地図』

卓球の日本リーグが今ひとつ盛り上がっていないような気がする。
ひとつには先の世界選手権で活躍した日本勢の若年化があげられる。男子単ベスト8の吉田海偉(現在はフリー)、男子複の岸川聖也をのぞくとほとんどが大学生、高校生だ。もちろん韓陽や福岡春菜など世界ランカーも参戦しているのだけれども。
それとリーグ内で格差が大きすぎる。男子でいえば協和発酵キリン、東京アート、シチズンが強すぎる。この3チームだけでリーグ戦をやればいいんじゃないかとも思う。
あと、まあこれはどうでもいいことだが、東京大会の場合、場所が遠すぎる。別に綾瀬が辺鄙な場所だとか東京の田舎だと言っているわけではない。代々木とか、駒沢とか、千駄ヶ谷とかさらに盛り上がる会場もあるんじゃないかって気がするのだ。しかも土足厳禁。入口でスリッパに履きかえるそうじゃないか。スリッパの嫌いな人は上履きを持参するそうだ。
重ねて言うけど綾瀬が辺鄙な場所だとは思っていない。そのうち、そう、泉麻人あたりが散歩をして、雑誌のコラムに気の利いたことを書いてくれるだろう。

子どもの頃、従兄弟と六本木の釣り堀に行った記憶がある。六本木かどうかは定かじゃないんだけど、従兄弟が六本木に住んでいて、退屈だからといって、三河台公園のあたりからタクシーに乗って釣りに行ったのだ、小学生の分際で。なんとなく、おぼろげな記憶では東洋英和の近くかなあと思っていたんだが、何年か前、一緒に仕事をしている広告会社のS君が幼少の頃六本木に住んでいたというので釣り堀のことを話したら、「ああ、ああ、ありましたよね、釣り堀。昔のテレ朝のほうじゃなかったでしたっけ」という。それからしばらく釣り堀のことは忘れいていた。
先日、本屋で立ち読みをしていたら、その釣り堀のことが書いてあった。それだけうれしくて買ってしまった。
場所は南麻布。本村小学校のすぐ近くに、今もその釣り堀はあるようだ。
そういえば最初に就職した会社に泉麻人同様、付属から慶應に上ったKくんというのがいた。やはり広告研究のサークルに所属していたそうで泉麻人のことを朝井さんと本名で呼んでいた。そんなこともあって、ぼくも泉麻人を心の中では朝井さん、と呼んでいる。

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