予選なしの選抜という方法ではあるけれど、前年の秋に開催された全国10の地区大会での上位校が選ばれる。都道府県の代表を決める夏の大会とちがうところは優勝することが出場の条件ではないところ。地区の出場枠がひとつしかない北海道をのぞけば(今年は明治神宮大会優勝校の地区に与えられる神宮枠がひと枠が与えられる)、地区大会の決勝まで駒をすすめれば当確といえる。
選出にあたって議論されるのは、関東・東京、近畿、そして中国・四国。近畿は6枠なので4強はすんなり決まり、残り2校は準々決勝で敗退した4チームのなかから選ばれる。中国・四国もトータルで5枠なのでどちらかから3校が選ばれる。
毎年注目を集めるのが関東・東京(6枠)で関東4東京2のときもあれば、関東5東京1のときもある。関東大会8強の敗退校4校と東京準優勝校をはかりにかける。今回でいえば佐野日大、東海大甲府、前橋育英、横浜と東海大菅生。優勝した桐蔭に敗れた佐野日大と東海大菅生が最後の1枠を争うかと思っていたところ、なんと横浜が選ばれた。
関東大会の結果だけを見れば、「?」と思えるが、たしかに激戦の神奈川県予選で東海大相模、慶應義塾を降して、桐蔭に圧勝しているところも考慮すれば納得いく選考だったかもしれない。
甲子園での本大会では同地区同都道府県のチームがはやい段階で対戦しないよう組合せ抽選時に配慮されるという。それでいて明治神宮大会の決勝戦の再戦を初戦に組んだりもするのだが、桐蔭と横浜はぜひ一回戦で対戦して、どちらが神奈川の雄か決めてもらいたいものだ。
三浦しをんのまほろ駅前シリーズは映画やドラマになっているがまだ観たことがない。読み終わった直後は町田あたりを散策するのもおもしろかろうと思ったけれど、読後しばらくたって、すっかりそんなことも忘れてしまっている。
町田は案外遠いのだ。
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