甲子園が終わると、来年の甲子園に向けて2年生中心の新チームが始動する。
当面の目標は北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州の10地区の代表を決める地区大会だ。北海道と東京をのぞけば、地区大会の優勝・準優勝チームが来春のセンバツに出場できると思って間違いない。
東京都も来月から地区大会の一次予選がはじまる。24の会場で勝ち進んだ64チームが本大会に進出。新チームによる最初の公式戦なのでシード校はない。ガラガラポンの抽選で組み合わせが決まる。
組み合わせが決まった翌日の新聞で記事になっていたのはこの夏ともに甲子園まで駒を進めた東海大菅生と二松学舎が初戦で対戦する。もちろんここで負ければ夏春連続出場はなくなる。
この一次予選は江戸川球場などをのぞけば指定された当番校のグランドで行われる。当番校というのはシード校みたいなもので、当番校同士は本大会まで対戦しない。当番校でない学校は自校にグランドを持っていても他校で試合をする。強豪チームのグランドへ出向いて、組み合わせ抽選によっては初戦で強豪校とぶつかる。今回の二松学舎はそうした例だ。
二松学舎だって千葉県柏に人工芝の野球場を持っている。ただ会場校に指定されないだけである。立地の問題もあるだろう。遠方の学校が早朝柏まで遠征するのは容易ではない。東東京の学校は千葉、埼玉などにグランドを持っていることが多い。都外で会場になっているのは埼玉県八潮市の修徳くらいのものだ。
ということで24の会場のうち19までが西東京で行われる。二松学舎や安田学園、東海大高輪台など東東京の強豪は遠征を余儀なくされるわけだ。
だからどうということでもないが、有力校が早々と姿を消していくのは残念でならない。
4年ほど前に読んだ本。
ネット時代は自己PRや本書の題名にもなっているセルフブランディングが容易にできるという。裏返せば個人情報がだだ洩れになるということでもある。
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