TVerというサービスがはじまった。
テレビで視逃した番組をあとでネットで視聴できるというそんな試み。
どうしても視たい番組を視るために残業を切り上げ、付き合いもほどほどに急いで帰宅して、待ってましたばかりにチャンネルを合わせる…。もうそんな時代ではないらしい。
テレビ番組を放映スケジュール通りに視聴することを近ごろの青少年たちはリアルタイムで視る、略して「リアタイで視る」と呼んでいる。ここぞという番組は「リアタイ」で視たいと思うのが、昨今の若者なんだそうだ。
そもそもテレビ番組なんてものはリアタイで視るのが当たり前だった。視逃したやつは視逃したやつがわるい。翌日教室や職場での話題に取り残される。テレビとはそういうものだった。
ところが近年、インターネットを駆使したオンデマンド視聴が普及する。何も急いで帰宅して、銭湯をはやめに切り上げてテレビの前に座らなくてもよくなった。
その結果、逆に「リアタイ」で視る価値が見直された。ちなみにツイッターで「リアタイ」を検索すると「○○(番組名)久々リアタイ」なんていうツイートが山ほどあらわれる。
たしかにテレビというメディアが送り込むコンテンツの中で今もっとも力を持つのは一回きりの放映で同時に視聴することに価値のある番組だという。たとえば生中継のスポーツ番組がそう。毎年全米を熱狂させるスーパーボウルに企業が莫大な媒体費を投じるのも、質の高いリアルタイム視聴者に広告を届けたいがためなのだ。
メディアの話はともかくとして、テレビドラマ「下町ロケット」、「下町ロケット2」ではTVerが大いに役立った。視逃した回を視たのはもちろんのこと、日曜視たのに月曜にもう一回視たりとか。
まあとにかく久しぶりにしつこいくらいテレビドラマを視てしまったのだ。
前作はロケットエンジンのキーデバイスであるバルブの開発話だった。今回はその技術を医療に応用した。技術ってすごいもんだ。
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