そろそろ野球の季節だ。
東京都の高校野球春季大会も組み合わせが決まり、あとはブロック代表決定戦を待つばかり。昨秋の新人戦で都大会出場を果たせなかった早実、日大鶴ヶ丘、堀越、日大一あたりの強豪校がブロック予選から登場する。仮に日大鶴ヶ丘がブロック予選を突破するとトーナメント3回戦で早々と第一シードの日大三とぶつかる。昨年夏準決勝で対戦し、延長14回の死闘を演じた両校だ。
大学野球では東洋の藤岡、明治の野村、法政の三上、早稲田の土生らが最終学年を迎える。斎藤、大石、福井が卒業し、リーグ戦で勝ち星のある投手がいなくなった早稲田は苦戦を強いられるだろう。六大学は慶應、明治、法政の争いになるのではないだろうか。
江藤省三が監督になってから、俄然慶應野球部は強くなった気がする。
以前ここでも書いたと思う。バッターボックスに向かう選手にひと声かける姿を昨年の春秋のシーズンによく見かけたが、やはりプロ経験者として素晴らしい助言がそこにあると思われる。
この本はどちらかといえば単なる慶應バンザイ的な話と著者の野球人生を振り返ることに終始している。それでいてタイトルは“革命”などとおどろおどろしい。ただその内容云々はともかく、江藤省三が監督をして慶應野球部の黄金時代を築きさえすれば、それが結果として革命になる。
彼の力量を信じて、今年も東京六大学野球を見守りたいと思う。
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