2011年3月27日日曜日

新潮社編『江戸東京物語都心篇』


高校野球春季都大会はブロック予選がなくなり、秋の新人戦の再戦となった(参加校はなぜか47校で秋より1校少ない)。楽しみにしていた日大三対日大鶴ヶ丘もなくなった。
都高野連の発表によれば、この大会で夏のシード権を決めないそうだ。夏の東西選手権はシードなし。これもまた今から波乱含みである。
甲子園の選抜大会では日大三と明徳義塾が初戦でぶつかった。秋の地区大会を優勝している両校のハイレベルな試合だった(エラーも目立つには目立ったが)。走者を出しても、守り切る。打たれても、失点しても連打、連続得点を許さない。そういう試合だった。6対5という得点以上に緊張感があった。
『江戸東京物語』は最寄駅駅前のブックオフで見つけた。
新潮文庫では絶版にされたのだろうか、ホームページ上からも消え去っている。平成14年発行の文庫本がもうなくなっているなんて、ちょっとがっかりである。岩波文庫だと絶版になってもウェブ上では記録が残っているし、神田神保町には岩波の書籍を厚く取り扱っている古書店もある。“売らんかな”というより本をだいじにする姿勢が見え隠れしている。パンダも結構だが、新潮文庫も今以上に本のことを考えていただければと思うのである。
さて、このシリーズには都心篇、山の手篇、下町篇とあって、今回手に入れたのは都心篇と山の手篇。下町篇は捜索本名簿に記載して、後日さがすことにした。
紀尾井町は紀伊家、尾張家、井伊家の頭文字をとったとか、神田錦町は昔、一色さんの邸がふたつあって、あわせて錦となったとか。随所にふむふむがいっぱいであった。

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