東京六大学野球は早稲田、慶應が勝ち点、勝率で並び、優勝決定戦にもつれこんだ。決定戦は20年ぶり。早慶による決定戦は50年ぶりであるという。
そもそもここまで順調に勝ち点を積み上げてきた早稲田がなぜ慶應に連敗したのか。しかもドラフト1位指名された投手がそろいもそろって慶應打線に本塁打を打たれて、である。早稲田打線が打てないのは今季に限った話ではなく、1年時から出場経験がある今の4年生の守備位置、打順を不動にできなかったところに一因はあるのではないだろうか。
一方で慶應は江藤監督のベンチ内のインサイドワークが素晴らしい。ねらい球を絞り、思い切って振らせる。その結果が早慶戦の3本塁打だと思う。このままでは3日の決定戦も早稲田の看板投手陣は打ち崩されること必至だ。
ところで人間というのは放っておくと退化する生き物である。
日々少量の努力を積み重ねていかないとだめになってしまうのである。たとえば、今日はちょっとめんどくさいからビール飲むのやめとこうかな、なんてすぐ寝てしまったりすると、翌日がつらい。寅さんのようにつらい。
うーん。比喩が適切でないかもしれない。
要はたまには人間の、というか日本人の基本にたちかえることも時には必要なのではないかと思うのである。老齢になってもクラス会やら同期会をやるのもきっとこうした深い人間論が根底にあるためだろう。
そういった意味では自らの国語力をときどき試してみることはたいせつだ。
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