今回の旅行でいちばん行きたかったのが、アルルやアビニョンなどプロバンス地方の世界遺産めぐり。トーマスクックの時刻表や観光ガイドを駆使して入念に計画を立てて望んだつもりなんですが…。
アビニョンTGV行きの列車を前日のうちに購入。7時過ぎにカンヌ駅に着いてホームへ。列車を待っているとどうやら番線が変更したようす。みんなぞろぞろと移動をはじめる。遅れまいとぼくとYK氏、KK氏も移動すると、やってきました、TGV。でも待っていた列車よりも編成が長い。とりあえず乗り込んで座席指定の場所に移動しようとするもどっちにいけば何号車なのかさっぱりわかりません。そうこうするうちまあ空いてる席に座って乗務員が来るのを待つことに。で、車内のアナウンスを聞いてみるとどうやらパリ行きだと言ってます。列車番号も違う。カンヌ駅で列車を待つ緊張が徐々に解けてきて、少しはリスニング能力が高まってきたようです。
ぼくらが乗りたかったのは7時34分発のリヨン行き、列車番号は6854。でも乗っている列車はどうやらパリ行き。時刻表を見るとカンヌ発7時39分、列車番号6172。どうやら後から来るはずのパリ行きが先に来てしまったようです。あるいはカンヌで番線が変更になったのはパリ行きだけで、リヨン行きは予定通りのホームに到着したのかもしれません。
こんなことは海外旅行にはつきものだし、どうやらパリ行きのほうが、マルセイユに停車せずにTGV専用線に入るため、リヨン行きより20分はやくアビニョンTGVに着くようです。そう思って、そのまま乗っていようと思ったのですが、ツーロンで大勢乗って来そうなのでいったん降りて、次に来るはずのリヨン行きに乗り換えることにしました。ところがどういうわけかリヨン行きはもう隣のホームに停車していて、駅員の指示であわてて乗り換えるはめになりました。なぜカンヌで後から出たTGVがツーロンに到着していたのかは謎だ。
いきなりいろんなことがありましたが、10時半に無事アビニョンTGV駅に到着。途中エクサンプロバンスを過ぎたあたりで車窓からサンビクトワール山が見えました。セザンヌの絵で名高い山です。
アビニョンはTGV専用線の駅と在来線の駅が離れています。市街は在来線の駅アビニョンサントル駅の間近にあり、TGV駅で降りるとシャトルバスで移動となります。
アビニョンは周囲をぐるりと城壁で囲まれた街です。シャトルバスを降りて、ぼくたちがまず向かったのが、長距離バスターミナル。ポン・デュ・ガールというローマ時代の水道橋を見に行くためのバスをさがしに行ったのです。ところがポン・デュ・ガールへ行くバスは一日数本しかなく、午後のバスに乗ったら、半日をそこで過ごさなければなりません。
ということでものわかりよくあきらめ、お昼を食べて国鉄でオランジュに向かいしました。
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