昔だったらトランジスタラジオなどと言ったのだろうが、今はラジオである。真空管式から半導体へ、当時としては画期的なイノベーションがあったに違いない。ラジオは持ち運びができるようになり、乾電池さえあればどこでも聴くことができる。厳密にいうと電波の届かないところでは聴くことができない。
ふだんは枕元に置いている。寝る前にスマホをいじったり、電子ブックリーダーで読書するのはやめた。寝るときくらいスクリーンから目を離したい。
夜、ラジオ深夜便を聴きながら寝る。朝起きると、平日なら伊集院光の番組を聴く(金曜日は別プログラム)。日曜はイルカの番組を聴きながら二度寝する。昼間も音楽を聴くかわりにラジオを聴くことが多くなった。NHKの音楽番組や大竹まことの番組をである。
最近はスマホやPCでもラジオを聴くことができる。デジタルでライブ配信されているのである。わざわざラジオ(受信機)を買う必要もないのだが、スマホの音とラジオの音は少し違うと(勝手に)思っている。ラジオは音声信号を電波に乗せて、放送局の送信所から送られる。その電波をラジオはキャッチし、微弱な電波を電気信号に変え、増幅し、復調する。復調とは電波に乗った音声信号を取り出す工程のことである。復調された音声信号にはどことなく遠くのアンテナから発射された電波の名残がある。光と同じ速さでどこからか飛んできた音のにおいがする。
もちろんそんなはずはない。スマホで聴いても、ラジオで受信しても音声は音声だ。
この本は青少年向けだろうか。対人関係、人間関係のコミュニケーションで悩む若者をターゲットにしている。とても評判のいい本だということを誰かに聞いて、読んでみた。
とても丁寧に「ずるい言葉」を解説している。僕には少しまどろっこしかったけれど、本にして読ませるより、読んで聞かせてもらったらいいかもしれないと思った。ラジオみたいに。
0 件のコメント:
コメントを投稿