2008年8月11日月曜日

スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』

以前同じマンションに住んでいたBさん一家は、ふたりの子どもが同い年ということもあり、いまだに家族ぐるみで付き合っている。もう何年も前に彼らは西宮に引っ越したのだが、年に一度は遊びに行くか、来るかしている。
今年、BさんちのAちゃんが甲子園の入場行進のプラカードを持つことになった。開会式をテレビで視て、「おお、映ってる!」と、わが娘を見つけたかのように興奮した。
甲子園というところは不思議な場所で、新聞などによる下馬評は、直近の地方予選の結果に加えて、春の選抜大会や地区予選の結果をベースにしている。春の近畿大会を征した福知山成美が強いだとか、同じく関東大会を勝った木更津総合が頭ひとつリードしているなどと報道される。春の選抜ベスト4で地方予選を勝ち抜いてきた唯一の学校である千葉経済大付が注目されたりするわけだ。
でもって、そうは簡単にはいかないところが甲子園のすごいところなのだ。

1985年に野崎孝訳で『ギャツビー』を読んだ。そのころ映画も観た。ロバート・レッドフォードが主演だった。そもそもは村上春樹が高い評価を与えている小説ということで読んだのだ。村上訳を読んでも、やはりこれは簡単な小説ではない。が、村上春樹のこの小説に対する思い、みたいなものは翻訳からもじゅうぶんうかがい知ることができる。

続々とベスト16が決まっていく。常葉菊川、智弁和歌山、横浜、浦添商と千葉経大付の勝者が優勝候補とにらんでいるのだが…。

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