この本も関川夏央の『汽車旅放浪記』に登場した一冊。
汽車旅ができないものだから、この手の本がすっと身体の中に入ってくる。今の精神状態の浸透圧に非常に合っているのだろう。
内田百閒は根強いファンに支えられている作家のひとりとは知っていたが、ぼく自身手に取ることはなかった。まさかこんな痛快なおじさんだとはつゆも知らなかった。
本書で紹介されている御殿場線はいつだったかぼくも興味があったので乗り潰しに行ったことがある。御殿場線はもともと複線化していた東海道本線が丹那トンネル開通にともないローカル線に格下げされ、単線化された路線でいまだに複線時代のトンネルの跡があったりして興味深い。SLの主役はぼくの好きなD52だった。
先週25日朝9時納品の仕事が決定。24日は遅くまで作業に追われそうだ。こんなことでは『第二阿房列車』も読んでしまいそうだ。
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